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夢を求める日々
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中年男の恋(?)物語です。 リンク・フリーです!
尚、本ブログを不快に感じる方や20歳未満の方はご退場下さい (^_^)/~
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遺言の答え

2008/08/21 21:32
画像先日、美保と会ってから連絡は来ない。
これが彼女の答え?!
敢えて答えないのは俺の答え。

何日か彼女の言葉の意味を考えていて、俺は自分なりの答えを導き出した。
美保は多分こう言いたかったのだろう。

ソープ嬢;冴子とは、これ以上深入りせず静かに撤退しなさい。彼女は貴方の手に負えるような人ではない。
私は彼氏と一緒になるから貴方と連絡も頻繁にはできないし会えるのも月に1回くらい。そしていずれは彼氏の子供を生むから会えなくなる。
だから貴方は私に構わず今までどおり夜の街で遊びなさい。できれば今までよりも『粋』に。


全ては彼女に任せよう。
もしも時間や必要があれば向こうから連絡があるだろう。
時間がなかったり状況がまずければ連絡は来ないだろう。

美保、貴重なアドバイスをありがとう。
俺、粋なイイ漢(オトコ)を目指し頑張って遊ぶよ(笑)。

俺はお前の幸せを祈ってる。
おやすみ、美保 
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遺言?(終)

2008/08/20 00:00
画像夕方になって外へ出て、地下鉄の駅まで美保と歩いた。
互いに違う方向へ帰る二人。ホームに下りると俺の乗る電車が先に来た。

「じゃあ」 俺は美保に軽く手を挙げた。
「ええ、今日は楽しかった。ありがとう」 美保は小さく手を振った。
間もなく美保の乗る電車も来た。俺が電車に乗って振り返ると、彼女の姿は人ごみの中に消えていた。

次はいつ会えるのか目途が立たないまま別れた。
今夜には美保の彼氏は帰ってくる。これからはまた連絡も自由にできない日々が続く。

夜になってから俺は美保にメールを打とうとパソコンの前に座った。
パソコンを開けると彼女からメールが着ていた。

「今日はいっぱいありがとう(^0^)  お腹もお財布もナニも満タン(笑) いっぱいお話しもしたから気持ちも満タン♪ また明日から頑張れるわ。本当にありがとう

もう彼氏が帰ってきている時刻だから彼女からの返事はないだろう…
そう思いながら俺は返信を打った。

「今日はこちらこそありがとう。 俺も美保と久々の伊料理+ワイン、そしていろいろなお話など… たっぷりデートできて楽しかったよ♪
またお暇があったら一緒に遊んでやって下さい。 楽しみにしてます。
まだまだ暑いし美保も忙しそうだけど、身体に気をつけて乗り切ろう!!」

メールを打ち終えてから、俺はもう寝ようと思ってベッドに身体を横たえた。
そうしたら今日の美保の言葉が俺の頭に蘇ってきた。

冴子との今後についての示唆、
美保の今後の心積もり、
そして俺の今後の遊び方に対する忠告…
何だか美保の話が、「私がいなくなったら、こうしなさい」という遺言みたいな内容の多かったことに気がついた。

俺は彼女の幸せのためだったら、いつでも身を引く覚悟をしながら会ってきた。
そしてその場面は確実に訪れる…

俺は美保と会えれば楽しくて満たされる。そして恐らく彼女も…?!
今日抱いた彼女の身体… 尋常じゃない熱い反応だった。
美保… 俺は何だか切なくなってきちゃったよ… 
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遺言?(2)

2008/08/19 00:01
食事を終え、レストランを出てからタクシーでいつものラブホに行った。

美保は自分の今の仕事について喜々として語った。飲食店の仕事が楽しいし、店も美保を見込んで別店舗の手伝いにも駆り出されているらしい。
あまりにも美保の勤務時間が長くなって、彼氏と喧嘩したと美保が話したので
「半年くらいは彼氏の希望を聞いてやったら」と俺は言った。

今までソープ嬢である彼女を受け入れてきた彼氏の気持ちを思った俺は、思わず彼氏の肩を持っていた。
「そうだね」 美保も俺の意図を察したのか素直に頷いた。

画像一緒に入浴してから美保を抱いた。
この日の美保は、いつもに増して淫らに乱れた。上体を上気させて前戯で1回逝き、俺が洪水のようになった彼女に押し入るとまた逝った。

3回目の彼女の絶頂の時、痙攣にも似た物凄い反応…、かつてない彼女の激しさに俺も果てた。
しばらく息を荒げて抱き合っていたら、やがて美保が俺の腕の中で寝息を立て始めた。

そのまま彼女の身体を軽く撫でてやっていると、10分ほどして俺も彼女も再び燃え上った。
また激しく互いを求め合い貪りあって一つになって… 二人とも燃え尽きた。

「美保、良すぎる」 少ししてから俺が言うと
「あなたこそ…」 と汗まみれの美保が俺の腕の中で息を弾ませながら答えた。

喉が乾いたので冷蔵庫に行ってレモンウオーターを開けて二人でソファーに座って飲んだ。
美保が俺の左に身体を寄せながら話を始めた。

「私、サトちゃんの家庭をどうこうしようなんて思ってないし、これ以上の関係は望んでない。
私はいずれ彼氏と結婚して、できれば子供を生みたいの。
いつ?って? …来春くらいかしら…

貴方に逢ってHしたら、お金を頂くのは自分に対するケジメ。こうしないと自分がおかしくなりそうなの、特に最近」

俺は彼女の話を聞いて、俺もお金はケジメだよ。でも来春って…、つまりあと半年したら別離? それとも一旦お休み?
そう訊きたかったが、俺は言葉を飲み込んだ。美保は言葉を続けた。

「今後のためにも教えとく。
ソープ嬢の私的な部分はもちろん、メルアドさえも訊かないのは確かに粋な客かもしれないけど、あんまりそれにこだわり過ぎるのもどうか?と思う。
嬢だって人間、誘って欲しいことだってある。そういう女心を機敏に察してやる方が粋な『男』ってもんじゃないかしら?」

俺は何か言おうとした。
美保の女心を察してやらないといけない。お前は何を求めてる?と本当は訊きたかった。 …が、言葉にはならなかった。
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遺言?(1)

2008/08/18 21:49
ある休日、久しぶりに美保とデートする事ができた。
美保の彼氏が急に丸一日里帰りすることになり、彼女は彼氏に「昼間はサトちゃんとランチしてくる」ことが了承されたので家を出ることができた。

「でも夕方には帰るね。今回は貴方と出かけると言って家を出るからお互いのため」
二日前のメールで美保はそう言ってきていた。

画像待ち合わせた繁華街のイタリア・レストラン、店内も店員もシャレていた。早速二人で白ワインを頼んで乾杯した。
「君の瞳に乾杯」と俺が言うと美保は「そう来なくちゃ」と笑った。
サンルームのようになった窓際の席、外は真夏の太陽がギラギラと輝いていた。

「こうして美保とゆっくり食事するのは久しぶりだね。 …昼間っから酒飲んで、まさに背徳感満載だ」 俺は外の明るい景色を見て言った。
「本当に」 美保はクスッと笑った。

料理は前菜、パンにパスタと続いた。
「美味しい♪」 美保は料理が出てくるたびに顔をほころばせた。
「連れてきてくれてありがとう。本当に美味しい」 メインの肉料理を一口食べると、彼女は少し酔ったのかホンノリ頬を赤らめて言った。

「冴子さんとはどう?」 美保がナプキンで口を拭ってから訊いた。
「お陰さまで最近は連絡も取ってない。ようやく呪縛から解放されそうかな?!」 俺は答えた。

「サトちゃんは冴子さんを乗りこなす事はできない」 美保が俺を見て真顔で言った。
「どうして?」

「あの人が只者じゃないから。貴方を見ていると何だか翻弄されてる気がする」
「いいように操られているってこと?」

「いや、操られるって言うか… 冴子さんという激流に、貴方という小船が派手に揺さぶられて沈みそうになりながら流されてる感じ」
「アチコチの岩場にぶつかって船がボロボロになってる?」

「アハハ、…そう思う。そして冴子さんが本気になったら…、そうなったら彼女は自分と貴方の家庭はもちろん、何もかも破壊するわ、きっと」 
美保は不気味な笑みをたたえながら、二杯目の血のような色をした赤ワインを飲み干した。それを見て俺は何だか身震いした。
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再会(終)

2008/08/17 00:10
画像カナは俺の横から起き上がると冷蔵庫からビールとコップを二つ持ってきた。
それから二人で乾杯した。

「今日は貴方が来てくれて良かった。いろいろ余分な話もしてごめんね」 ビールをグイッと飲み干すとカナが微笑んだ。
「いや、久しぶりに会えて良かったよ」 俺は答えてグラスのビールを飲み干した。

「私のアドレスもらってくれる?」 カナがビールを注ぎながら上目遣いに言った。
「もちろん、喜んでいただきます」

カナはカバンから自分の名刺を出すと、裏にアドレスを書いて俺に手渡した。
「お暇な時、空メールでもいいから此処に送ってくれると嬉しいな」
「ありがとう。きっと送るよ」

「あなたって、たまに来てはパッと去るから逆に気になる…。不思議な人ね」
「楽しく遊んで『また来るよ』とサラッと去るような粋な客を目指しているからね、ハハ」

「へー、粋ねぇ…。 私、実はソープに入る前はホステスしてたの」
うわっ、冴子と同じだよ。と俺は内心思ったが「フーン」と短く答えた。

「長いこと水商売してるけど、先週来たお客さんにせがまれてメルアドを教えたら連日下らないメールを送って来るんで『あ〜、私って人を見る目がまだまだだなぁ』と落ち込んでたの」
「難しいよね、人を見るって」

「でもあなたは私がアドレス教えてと言っても教えてくれない。それが粋なの?」
「…それは単なるノロマだ」 俺の答えを聞いてカナが笑った。

「あ、俺、終電に乗りたい」 何気なく時計を見たら随分時間が過ぎていた。
「まあ、もうこんな時間。お引止めしてすみません」 カナも時計を見て立ち上がった。

「気をつけて帰ってね」 彼女が俺に抱きついて言った。
「ああ、じゃあまた」 俺は彼女に軽く口づけをした。

部屋を出てボーイに送ってもらって終電に乗った。
最近距離が離れつつある美保と冴子…
落ち込み気味の俺だったが、少し癒された気分で電車に心地よく揺られた♪
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再会(4)

2008/08/16 00:11
画像「私、最近ネットで叩かれていてね」 コップに注いだポカリスエットを俺に出しながらカナは言った。

「俺は最近みてないけど、ひどいの?」
「ある事ない事が書いてある。でも昨日だった。私が控え室で話した内容が早速書き込まれていたのにビックリした」

「…同僚嬢が書き込んでいるってことだね!?」
「そうとしか思えない」

「お姐に訊いてごらん。その手の誹謗中傷の書き込みって案外女の子が書いてるのが多いみたいだよ」
「そうなんだ…、初めての経験なの。お姐にもまだ言ってないの」

「…無視するのが一番いいと俺は思う」
「どうして?」

「反応すると相手は面白がってもっとやる。無反応だとつまらなくなって、そのうち止める。
考えようによってはカナちゃんが売れてる証拠、勲章みたいなものだよ。書き込んだ嬢はカナちゃんに嫉妬するから書き込むんだろ?
売れないコを妬むはずないから、高い所から見下ろす感じでフフンってやり過ごせばいいよ」

「そうか…。 そう考えれば前向きに乗り切れそうな気がする。ありがとう。何だか明るくなれそう」 カナの顔が本当に明るくなった。
「そうこなくちゃ」 俺はカナの肩を軽く叩いた。

カナがタオルをハラリと落とすと全裸になって俺にしなだれかかった。
俺は彼女を受け止めて抱いた。カナの反応は熱かった。
俺も燃えて果てる事ができた。

「ねえ、ビール飲まない?」 カナが俺の腕の中で言った。
「いいね。でも時間は大丈夫?」
「少しくらい過ぎても大丈夫。もうラストだから」
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再会(3)

2008/08/15 00:07
画像久しぶりに受けたカナのマットは、着実に進歩していた。茜と体型も違うカナが自分に合わせて新たに習得したマット技に俺は満足した。

マットが終わるとカナは俺を湯船に入れ、後片づけをしながら話した。
「私、実はこの店が2軒目で6年も働いているの」
「へー、結構キャリアが長いんだね」
「でもいつも何かもう一つ足りない気がするの」
「そうかな? 君はいい女だし努力もしてるし大丈夫だと思うけどな」

「この間お姐に話したら『バカになりなさい』って言われた」
カナには師匠と仰ぐ先輩嬢がいると以前に聞いたのを思い出した。そういう先輩をカナは『お姐』と呼んでいた。

「バカになれ、か… お客さんの話には『それ知ってます』とは答えず『そうなんですか』と言いなさいと、銀座のママから聞いた事がある」 俺は昔小耳に挟んだ話をカナにした。
「どういうこと?」

「例えば客が株式の話をしていてさ、カナはその倍も詳しく知ってたとしても『そうなんですか』と相槌を打つと客は気分がイイという意味」
「あ、なるほど。それが『バカになれ』ってことなんだ」

「但し本当のバカじゃダメ。相槌も知識があってこそ初めて相手の話を上手く引き出せる。だから売れてるホステスたちは新聞をよく読んでるそうだ」
「うーん、単なるバカじゃダメよね、やっぱり」

俺たちは風呂を上がり、それぞれ身体にバスタオルを巻いてソファーに腰掛けた。

「何か飲みます?」 カナが微笑んだ。
「ポカリスエット」 と俺は答えた。
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